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【戸村飯店青春100連発】兄弟のズレが面白すぎる|笑えてほっこりする家族小説レビュー

『戸村飯店青春100連発』は、家族のあたたかさと面倒くささが絶妙に混ざり合った、読んでいて思わず笑ってしまう青春小説です。

兄のヘイスケと弟のコウスケは、どちらも不器用で、どちらも少しズレていて、でもそのズレが妙に愛らしくて、気づけばふたりと周囲の人たちとのやり取りを楽しみにページをめくってしまいます。

家族の会話は軽口ばかりで、時々「いや、それ言う?」とツッコミたくなる場面も多く、コミカルな空気の中にふっと温かさが差し込むのがこの作品の魅力だと感じました。

目次

コミカルさと温かさが同居する、兄弟の青春物語

ヘイスケ ― 逃げ腰なのに憎めない兄

ヘイスケは、家の空気に馴染めないまま東京へ飛び出した兄です。 要領がよくて軽口も叩けるのに、肝心なところで逃げ腰になる姿がなんとも人間らしく、読者としては「いや、そこは踏ん張れ」と言いたくなります。

でも、強がりの裏にある寂しさがふと見える瞬間があって、 そのたびに「この人、ほんとは優しいんだろうな」と思わせてくれる存在です。

コウスケ ― まっすぐすぎて笑えてしまう弟

弟のコウスケは、店を手伝いながら進路に迷う年頃です。 まっすぐで誠実で、でもそのまっすぐさが時々“危ういほど”で、読者としては「いや、それは言わんでええやつやで…」と心の中でツッコミを入れたくなります。

兄とは違う不器用さで、笑わせてくれるのに、ふと胸に響く言葉を落としていく。 そのバランスがとても心地よいキャラクターです。

戸村飯店の“あたたかい騒がしさ”

戸村飯店に満ちる湯気や匂い、軽口まじりの会話。 そのどれもが、兄弟の距離をやわらかく照らしてくれます。

静かな物語ではありません。 むしろ、ちょっと騒がしくて、ちょっと笑えて、でも最後には「この家族、なんだかんだでいいな」と思わせてくれる温度があります。

どんな人におすすめか

  • コミカルな家族ものが好きな人
  • 不器用な兄弟のやり取りに弱い人
  • 温かい読後感を求めている人
  • 登場人物の“人柄”で物語を読みたい人

笑いながら、そっと胸があたたかくなる一冊です。

まとめ

読み終えたあと、ヘイスケとコウスケのことを思い返して、 「この兄弟、結局ずっとこうなんやろな…」 と、ひとりでにやっとしてしまいました。

『戸村飯店青春100連発』は、笑いと温かさが同居する家族物語を探している方におすすめです。気になる方は、こちらからどうぞ。

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