心にそっと触れる女性作家たち【おすすめ6選】

小説

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本を開いたとき、ふっと心がほぐれる瞬間ってありませんか。

今日は、そんな “そっと寄り添ってくれる言葉” をくれる女性作家さんたちを紹介します。気軽に読んで、ちょっとだけ心が軽くなれば嬉しいです。

こちらで載せている作品は、おすすめでもあるのですが、この作者さんらしい!というものを選びました。

 

青山 美智子

青山 美智子さんの作品は、読んだあとに心がふわっと軽くなる優しさに満ちています。

大きな事件は起きなくても、日常の“ちょっといいこと”をそっと拾い上げてくれる心地よさがあり、疲れた日や気持ちがざわつく時に読むと、あたたかい飲み物のようにじんわり効いてきます。

どんな展開でも読者を置いていかず、物語の流れを自然に受け止められるそんな心地よさがあります。

〈あらすじ〉

新築マンション「アドヴァンス・ヒル」のそばにある古びたカバの遊具 “カバヒコ” には、触れると心や体の不調が回復するといわれています。

成績に悩む高校生や、ママ友関係に疲れた母親、ストレスで休職中の女性など、さまざまな悩みを抱えた住人たちがカバヒコに思いを寄せます。

小さな出会いが彼らの心を少しずつ癒やし、前を向く力を取り戻していく物語です。

 

伊吹 有喜

伊吹 有喜さんの物語は、日常に潜む小さな痛みや迷いをそっと抱きしめるように描かれています。

人と人がつながり直す瞬間や、心がほどけていく過程を丁寧に追い、読後にふわりと温かさが残る作家です。

伊吹 有喜さんなら結末を決して暗いまま終わらせないだろうという信頼があって、気づけばページをめくっています。

〈あらすじ〉

愛知県で暮らす熱田 良平は、妻・乙美を突然亡くし、生きる気力を失っていました。

二週間後、日焼けした黄色い髪の女子・井本が訪れ、乙美から四十九日まで家事を任されていたと告げます。さらに、乙美が残した「レシピ」の存在を伝えます。

そこへ、結婚生活が破たんし離婚届を置いて戻ってきた娘・百合子が疲れ切った様子で帰省するのでした。

 

一穂 ミチ

一穂 ミチさんの作品は、日常に潜む静かな痛みや言葉にならない想いをそっと描き出します。

派手さよりも、人と人のあいだに流れる温度や距離を丁寧にすくい上げる筆致が魅力で、読み終えると自分の気持ちを静かに見つめ直したくなります。

読み進めるたびに予想を軽々と超える展開が続き、その意外性に思わず引きずり込まれます。

〈あらすじ〉

プロポーズの翌日、恋人・啓久が女子高生を盗撮して逮捕され、新夏の幸せは一変します。

「二度としない」と誓う啓久を前に、新夏は愛情と裏切りの間で揺れ動きます。

出来心の罪は周囲にも波紋を広げ、二人は “許すこと” の本質と向き合っていくことになるのです。

 

瀬尾 まいこ

瀬尾 まいこさんは、日常に潜む小さな優しさや希望をすくい上げる作家です。重いテーマでも読後にはあたたかな光が残ります。

元教師として子どもや若者の揺れる心を丁寧に描き、血のつながりにとらわれない家族の形や寄り添う瞬間をやわらかく表しています。

設定や登場人物にどこか不思議なところがあり、「どうして?」とつい突っ込みたくなるのですが、その違和感がむしろ後を引く面白さにつながっています。

〈あらすじ〉

父が「父さんを辞める」と宣言し、家を出た母、進路を外れた兄。

少し不器用な家族の中で、佐和子は塾で出会った大浦君との関係に支えられながら成長していきます。

切なさを抱えつつも、家族が再びつながっていく姿を温かく描いています。

 

寺地 はるな

寺地 はるなさんの作品は、日々の暮らしに潜む小さな気づきをそっと差し出してくれます。

人との距離感や胸に残る思いを丁寧にすくい取り、静かに物語へ溶かし込みます。読み終えるころには、いつもの景色が少し違って見える作家です。

文章自体はあっさりとした語り口で進んでいくのですが、読み終えると静かに心に残り、良い作品だったと感じさせてくれます。

〈あらすじ〉

九州の田舎町で父と暮らしている32歳の時田 翼は、真夜中に現れた“ゆず泥棒”との出会いをきっかけに、家族や自分の生き方に抱えてきた違和感と向き合い始めます。


恋愛や結婚、家族の形に傷ついた大人たちが、それぞれに悩みながらも自分の足で歩き出していく姿を描いた連作短編集です。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。気になる作品が見つかったら、あなたの日常にそっと迎えてみてください。

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