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今回は、2025年『本屋大賞』にノミネートされた作品をAudibleで聴いてみます。
『本屋大賞』とは 「書店員が読者に届けたい本を選ぶ賞」 であり、文学界の権威よりも 現場の声を重視するユニークな文学賞 です。受賞作は多くの人に届き、時に社会現象や映像化へと広がる力を持っています。
Audibleをはじめるきっかけとして、なるべく早く『本屋大賞』の作品にふれたいと思いがありました。
この記事を書いている2025年12月で10作品中7作品。4月に発表があったので、わりと出揃った感じですね。
大賞 カフネ / 阿部 暁子
2位 アルプス席の母 / 早見 和真
3位 小説 / 野崎 まど(なし)
4位 禁忌の子 / 山口 未桜(なし)
5位 人魚が逃げた / 青山 美智子
6位 spring / 恩田 陸(なし)
7位 恋とか愛とかやさしさなら / 一穂 ミチ
8位 生殖記 / 朝井 リョウ
9位 死んだ山田と教室 / 金子 玲介
10位 成瀬は信じた道をいく / 宮島 未奈
カフネ / 阿部 暁子
〈あらすじ〉
弟を急死で失った野宮 薫子は、遺言書をきっかけに弟の元恋人・小野寺 せつなと出会う。せつなが働く家事代行サービス「カフネ」の手伝いを始めた薫子は、料理を通じて彼女と少しずつ心を通わせていく。悲しみを抱えた二人が、他者との関わりや“食べること”を通して再生していく。

女性声優の岸本 百恵さん
高すぎず低すぎず、自然体で落ち着いた声が耳に心地よい。
この作品では、繊細な感情の変化を丁寧に積み重ねる演技に惹かれる。
アルプス席の母 / 早見 和真
〈あらすじ〉
神奈川で看護師として働く秋山 菜々子は、野球の才能をもつ一人息子・航太郎を支えてきた。多くの名門校から声がかかる中、航太郎が選んだのは甲子園未経験の大阪の新興校。菜々子も息子の夢を信じ、大阪への移住を決意する。不慣れな土地、厳しい父母会、激しい練習で痩せていく息子…。スタンドから見守る母の視点で、親子が夢に挑む姿と成長が描かれる感動作。

女優・声優の河井 春香さん。
アルトの落ち着きで、過度に作り込まず自然体の演技が魅力。
この作品では、柔らかい関西弁のニュアンスがとても自然。
人魚が逃げた / 青山 美智子
〈あらすじ〉
銀座の歩行者天国で「僕の人魚が逃げた」と語る謎の青年“王子”が現れ、SNSで話題となる。その騒動の裏で、年齢も境遇も異なる5人の男女が、それぞれ人生の節目や悩みと向き合っていた。王子との出会いをきっかけに彼らの物語は少しずつ交差し、失いかけていた大切なものに気づいていく。現実と幻想が溶け合う優しい連作短編集。

男性声優・舞台俳優の下妻 由幸さん。
テノールの落ち着いた声質が特徴。一人で複数役をこなす器用さがあり、端役でも存在感を発揮。

女性声優・舞台女優のくわばら あきらさん
落ち着きのある中低音寄りで、声の表現力が豊かで、脇役でも印象に残る演技力。
恋とか愛とかやさしさなら / 一穂 ミチ
〈あらすじ〉
カメラマンの新夏は、5年付き合った恋人・啓久から東京駅でプロポーズされ、幸せの絶頂にいた。しかし翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮して逮捕され、二人の関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久を前に、新夏は愛情と裏切りの狭間で揺れ動き、許すことの意味を問い続ける。啓久の“出来心”は周囲にも波紋を広げ、信頼・罪・赦しが交錯する中、二人はそれぞれの「愛のかたち」と向き合っていく。

女性声優の林 菜々子さん。
高すぎず低すぎず、耳に優しい中音域。
派手な抑揚よりも、静かな感情の揺れを丁寧に表現。
生殖記 / 朝井 リョウ
〈あらすじ〉
家電メーカーで働く尚成は、同僚と新宿の量販店を訪れる。語り手はなんと彼自身の“生殖器”で、尚成の行動や迷いを独自の視点から語り出す。就活、SNS、家族、恋愛、ジェンダーなど、現代を生きる若者が抱える「普通」や「正しさ」への不安が、皮肉とユーモアを交えて浮かび上がる。

可愛い系からクール、動物、少年、ヤンデレまで演技の幅がとても広い女性声優の福圓 美里さん。
この作品では、可愛くて畳み掛ける表現が特徴的。
死んだ山田と教室 / 金子 玲介
〈あらすじ〉
夏休み直前に事故で亡くなったクラスの人気者・山田が、二学期初日に“教室のスピーカー越しの声”として戻ってくるところから始まる青春物語。突然の死に沈んでいた二年E組は、声だけの存在となった山田と再び日常を過ごし始める。笑い合い、時にぶつかりながら、クラスメイトたちは「忘れることの怖さ」や「生きる意味」と向き合っていく。

男性声優の斉藤 隼一さん。
柔らかい中低音で、自然体の演技。
この作品では、男子校ならではのテンションと静かな切なさを両立。
成瀬は信じた道をいく / 宮島 未奈
〈あらすじ〉
滋賀県大津市を舞台に、成瀬 あかりの高校三年の秋から大学一年の年末までを描く連作短編集。小学生、受験を見守る父、クレーマー主婦、観光大使候補の女子大生など、成瀬と交差する人々の視点で物語が進む。彼女のまっすぐな行動が周囲の人生を静かに変えていく中、幼馴染・島崎が帰郷すると成瀬が書き置きを残して姿を消しており……。

女性声優の鳴瀬 まみさん。
成瀬シリーズは、感情を大きく揺らすタイプの物語ではなく、淡々とした日常の中にある強さがテーマ。「強く言わないのに、強さが伝わる」この絶妙なバランスが最大の聴きどころ。
【感想】
『本屋大賞』に選ばれるだけあってどの作品にも見所があります。大賞に選ばれた阿部 暁子さんの『カフネ』や早見 和真さんの『アルプス席の母』は安定の面白さがあり、他の作品にはユーモアや斬新さが際立っていました。
聴いていて特に興味を持ったのは、金子 玲介さんの『死んだ山田と教室 』。見知った作者が多い中で初見だったこともあるのですが、クラスメイトとのくだらない日常を裏切る衝撃のラストで心が痛かったです。
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