2026年04月に読んだ本【Audible・小説・漫画】

読書記録

※本ページにはプロモーションが含まれています。

この記事は一か月間に読んだ本を簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので作者の意図やあなたと違ったとしても気にしないでくださいね。

本選びの参考になれば嬉しいです。

 

[今月の新着記事]

 

:Audible

最後の晩ごはん / 椹野 道流

定食屋・幽霊・店員

『後輩とあんかけ焼きそば』『後悔とマカロニグラタン』ゲン担ぎと鯛そうめん』兄弟とプリンアラモード』『 優しい犬とカレーライス』『さびしんぼうと大きなシュウマイ』

2026年01月から聴き始めた『最後の晩ごはん』。スキャンダルで芸能界を追われたイケメン俳優・五十嵐 海里が、幽霊も訪れる定食屋「ばんめし屋」の主人・夏神に助けられ、幽霊の悩みを解決しながら再び役者を目指して成長していく物語です。

Audibleでは全21冊が配信されており、朗読というよりCDブックに近い臨場感があります。声優さんの演じ分けや作品の空気感がとても心地よく、聴くほどにこの世界が好きになりました。

最後まで聴き終えたときも「やっと終わった」ではなく、「もう終わりなの…?」と名残惜しさが込み上げてきました。

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30日間の体験無料もあるので、ぜひ聴いてみてください。

 

:小説

境遇 / 湊 かなえ
(双葉文庫)

誘拐・養護施設・友情

児童養護施設で育った過去をもつ、絵本作家として成功した陽子と、新聞記者の親友・晴美。ある日、陽子の息子が「真実を公表しなければ命はない」という脅迫状とともに誘拐されます。二人は脅迫の示す「真実」を探りながら、犯人の目的と正体に迫っていきます。

自分のルーツを知らないということは、思っている以上に心の土台を揺らすものなのだと気づかされます。湊 かなえさんの作品としてはやや控えめな印象です。

 

刑事のまなざし / 薬丸 岳
(講談社文庫)

連作短編・刑事・犯罪

罪を犯した少年に寄り添うため法務技官になった夏目 信人は、娘が通り魔事件で植物状態となったことを機に警察官へ転職します。6年後、新人刑事として被害者の痛みを知る優しさと罪を憎む厳しさを胸に、事件と向き合っていきます。

ミステリーが苦手でも、短編形式のおかげで無理なく読み進められました。刑事の夏目は人として深く尊敬できる人物ですが、物語が犯人側の視点で語られる場面が多いため、どこか油断できない緊張感も漂います。

人が犯罪に手を染めてしまう背景には、どうしようもない事情や追い詰められた心があることも描かれています。それでも、どんな理由があっても犯罪は許されない。その厳しさと、痛みに寄り添う優しさの両方を感じました。

 

少年と犬 / 馳 星周
(文春文庫)

犬・出会い・運命

傷ついた人々に寄り添う一匹の犬は、いつも南を向いて静かに佇んでいます。2011年秋の仙台で、震災により職を失い犯罪に手を染めた男は、偶然拾ったその犬に救われていきます。また、壊れかけた夫婦も同じ犬を別々の名で呼びながら、失いかけた思いを取り戻していきます。

第163回直木三十五賞受賞作であり、普段からよく読む作家さんの作品ということもあって、大きな期待を抱きすぎてしまいました。

傷ついた人々と一匹の犬との数奇な縁が胸を打つ物語だと思っていたのですが、実際にはその想像とは異なる方向へ物語は進んでいきます。作者がオリジナリティを追求した結果なのかもしれませんが、期待していた読後感とは少し距離のある作品でした。

 

:漫画

おいおいピータン!! 7 / 伊藤 理佐
(ワイドKC) 

初めてのパフェに感動する子どもの姿から、「大人だって、まだ食べたことのないものが意外と多いんだ」と気づかされます。夫のシャウエッ〇ンや父の炭酸水など、思わずくすっと笑ってしまう “初めて” があちこちに転がっています。

そんな見過ごしてしまいそうな出来事の中に、”日常の幸せ” がそっと潜んでいるんだと改めて感じさせられました。

 

Shrink~精神科医ヨワイ~ 17
/ 月子
(ヤングジャンプコミックス)

統合失調症による認知機能障害の回復を目指しデイケアに通い始めた桐生 悠貴は、仲間との交流に喜びながらも距離感がつかめずトラブルを起こしてしまいます。疾患があっても「生きていてよかった」と思える日々を目指すリカバリーの姿を描く完結編です。

デイケアで少しずつ学び、慣れていっても、社会に出れば理解者ばかりではありません。ときには立ち止まり、また戻ることもあると思います。

病名がつくことで守られる場面もあれば、逆に避けられてしまうこともある。その難しさごと抱えながら、それでも前に進もうとする姿が胸に残ります。

 

ハネチンとブッキーのお子さま診療録 4 /佐原 ミズ
(ゼノンコミックス) 

二歳の娘・いちかの異変を保育士から知らされたハネチンは、急いでブッキーの勤める病院で診察を受け、斜視と告げられます。自分の目の悪さが遺伝したのではと落ち込む彼に、ブッキーはそっと寄り添い、親としての不安に寄り添う言葉をかけます。

一巻では、シングルファザーとしてやっていけるのか心もとなかったハネチンが、少しずつ “親としての軸” を育ててきたことが伝わってきます。

他には、滑舌・口唇ヘルペス・予防接種・溶連菌、低身長の子、どのエピソードも日常のリアルが丁寧に描かれていて、親と子の関係にも目が離せません。

 

星降る王国のニナ 18 / リカチ
(BE・LOVEコミックス)

ガルガダへ駆けつけたニナアズールと再会しますが、彼の身体はすでに獣の神に支配されていました。星の神の面影を宿すニナに執着し翻弄する獣の神との駆け引きの中で、ニナは “本当のアズール” へつながる唯一の手がかりを見いだします。それは、愛という名の煌めく星でした。

物語がいよいよ終盤へ向かっている気配を感じながら読んでいます。すべてを知ったうえで、もう一度最初から読み返す日が今から楽しみです。

 

ホストと社畜 4 / 河尻 みつる
(アクションコミックス)

午前5時の歌舞伎町で朝食をともにする社畜の直人とホストのは、他愛ない会話を重ねながら穏やかな時間を過ごします。直人の姉と会ったり、終末の話をしたりと日常を楽しみますが、やがての小さな異変に気づきます。

新刊を心待ちにしているわけではないのに、気づけば何度も手に取ってしまうじんわり系の物語です。

 

 

今月のおすすめは、

椹野 道流さんの『最後の晩ごはん』です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。また、来月の記事でお会いしましょう!

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