実は読みやすい!スポーツ小説を知らないのはもったいない【おすすめ5選】

小説

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「えっ、小説でしょ?やっぱり本物には敵わないよ」なんて思っている方はもったいない!

なぜなら主人公の勝利への執着、ライバルに対する羨望や嫉妬などが余すことなく描かれているからです。

その展開はハラハラドキドキ、ときには涙しながら最後の瞬間まで目が離せません。そして押し寄せる充実感や爽快感に満たされましょう。

また、スポーツを通じて成長する姿や努力が報われるのを見てみたいという方にも必見です。

 

風が強く吹いている / 三浦 しをん
(新潮文庫)

大学生・駅伝・チームメイト

箱根駅伝を目指す灰二は、天才ランナーとの出会いによって夢が動き出します。走る意味を探しながら、十人の仲間たちは苦しさも喜びも襷に託し、互いを信じて限界へ挑みます。

長距離走の経験者はわずか二人。他のメンバーにいたっては、ほとんどが素人同然の寄せ集めです。「こんな練習に本当に耐えられるのか」「そもそもチームとして成り立つのか」、不安は尽きません。

それでも、困難にぶつかりながら少しずつ絆を深めていく彼らを見ていると、いつの間にかその可能性を信じたくなってしまいます。

そしてテレビに箱根駅伝が映るたびに、自然とこの作品の彼らの姿が重なります。

 

DIVE!! / 森 絵都
(角川文庫)

中学生・飛び込み・オリンピック

経営難のミズキダイビングクラブを救う鍵は、オリンピック選手の育成。空中感覚に優れた坂井 知季、孤高の天才・富士谷 要一、海で鍛えた沖津 飛沫の三人は、互いを高め合いながら成長していきます。

新任コーチとの出会いをきっかけに、知季の中で眠っていた才能は開花します。たったひとりの存在が、選手の未来を大きく塗り替えてしまう残酷さや厳しさを突き付けられます。

それらを乗り越え自分の力を信じ水へ飛び込んだ瞬間の、あの短い静けさ。水のきらめきと緊張の気配が混ざり合い、読んでいるこちらまで息をひそめてしまうほど。

読み終えたあとには、プールサイドに立ったときの、あのじりじりと肌を焼く夏の熱がふっとよみがえります。

 

風の向こうへ駆け抜けろ / 古内 一絵
(小学館文庫)

競馬・女性騎手・挑戦

新人女性騎手の芦原 瑞穂は、弱小厩舎で心に傷を負った良血馬フィッシュアイズと出会います。挫折を抱えた仲間たちとともに馬と向き合いながら成長し、やがて大きな舞台GⅠ桜花賞へ。

競馬にはギャンブルという側面もありますが、この作品はそのイメージを軽やかに覆してくれました。描かれているのは、胸を熱くさせる、まっすぐな青春スポーツストーリーです。

レースで駆ける馬たちの息遣いや躍動感がとてもリアルで、ページを追うたびに自分まで風を切って走っているような気持ちになります。

 

[関連記事のご紹介]

 

大きな音が聞こえるか / 坂木 司
(角川文庫)

高校生・サーフィン・ポロロッカ

平坦な毎日にもやもやを抱えていた高一のは、終わらない波・ポロロッカの存在を知り、思い切ってアマゾンへ向かいます。旅の途中で出会う人々や出来事に揺さぶられながら、泳は自分の弱さや迷いと向き合い、少しずつ成長していきます。

小説の題材にしては珍しいサーフィン。まず、その意外性に心をつかまれました。あとは、主人公の圧倒的な行動力です。

どんな場所でも、自分の “好き” をまっすぐ楽しむ姿は本当に眩しくて、読んでいるこちらの背中まで押してくれます。

 

一瞬の風になれ / 佐藤 多佳子
(講談社文庫)

高校生・陸上・努力

サッカーを諦めた神谷 新二が高校で陸上に挑み、天才スプリンターの幼なじみ・一ノ瀬 連や仲間たちと共に成長していきます。

才能に恵まれた親友のそばでも、主人公は焦らず、腐らず、ただ自分のペースで努力を続けます。

丁寧に描かれる日常は少しゆっくりめですが、その分、努力が報われる場面では胸がじんわりして何とも言えない気持ちが込み上げてきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。また、次回の記事でお会いしましょう。

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