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犬のまっすぐな愛情に胸があたたかくなる日もあれば、猫の気ままさにふっと救われる瞬間もある。動物と暮らす人なら誰もが知っている、あの “言葉にならないやさしさ” をぎゅっと閉じ込めた漫画やコミックエッセイをまとめてみました。
笑って、ほろりとして、「やっぱり動物っていいな」と満たされる時間をどうぞ。犬派も猫派も、そしてどちらでもない人も、きっと心がふわっと軽くなるはずです。
:ストーリー
正反対なわたしたち / 夏奈 ほの
(comic POOL)
ポメラニアン・ロッドワイラー・飼い主
愛犬との日々に癒やされながら暮らす神楽 千遥は、こわもてなロッドワイラーの飼い主です。ある日、散歩コースでふわふわのポメラニアンを連れた大柄な男性に出会います。見た目も性格も正反対な二組が織りなす、思わず胸がきゅんとするギャップにほっこりします。
散歩での偶然の出会いから、カフェでのんびり過ごしたり、犬と泊まれる旅館に出かけたり、ドッグイベントに挑戦したりと、日常の中に小さな冒険が次々と広がっていきます。
さらに、柴犬やパグなど個性豊かな犬たちも登場。“犬ガチャ” ではないけれど、「次はどの子が出てくるんだろう」と続きが気になる作品です。
手のひらねこ / 鷹野 久
(バンチコミックスコラル)
妖精・猫・男子高生
手のひらに乗るほど小さな幻の猫「手のひらねこ」が、高校一年生の奏の前に突然現れます。気に入った人のそばにそっと棲みつくという不思議な存在で、奏の日常は少しずつ優しく変わっていきます。
妖精のようでいて、ほとんど猫そのもの。その愛らしさは、まるで癒しだけを切り取ったショートムービーを眺めているようで、気づけば心がほどけていきます。
猫語の教科書 / 沙嶋 カタナ
猫・猫目線・人間のしつけ
編集者のもとに届いた謎めいた原稿が、実は猫が書いた “人間支配の教科書” だったというユーモラスな設定で進みます。猫たちは、快適な家への入り方、人間の心をつかむ方法、理想の環境や食事を引き寄せる技を巧みにまとめ、人間の弱点を冷静に分析します。
一風変わったこの作品は、猫のしたたかな戦略を通して、猫にも人にも心地よい “win-win” の関係を描き出します。すべてが当てはまるわけではないのに、読んでいると「確かに…」と妙に納得してしまう不思議な魅力があります。
猫と紳士のティールーム / モリコ ロス
(ゼノンコミックス)
喫茶店・看板猫・イケおじ
街角にひっそり佇む紅茶専門店の店主・瀧さんは、極度の人見知りで、心を許せるのは愛猫キームン君と紅茶だけです。そんな不器用で優しい彼が、丁寧に淹れた一杯とぎこちないおもてなしでそっと癒やしていきます。
瀧さんにとってキームン君は、ただの看板猫ではなく、まるで相棒のような存在です。猫にしては大きな身体に、タキシードをまとったような気品ある柄。長毛種ならではの艶やかでなめらかな毛並みは、思わず指先で触れてみたくなるほどです。
そして何より、とても賢いのです。瀧さんがお客に紅茶の知識をつい披露しすぎると、頃合いを見計らって一声鳴いたり、肩にひょいと飛び乗ったり、時には軽く猫パンチを繰り出したりします。その姿はまるで「まったく、しょうがない人だ」と言っているようで、店の空気をふっと和ませてくれます。
猫のお寺の知恩さん / オジロ マコト
(ビッグコミックス)
犬・猫・田舎
のどかな田舎の高校に進学した源は、親戚のお寺で下宿することになり、三つ年上の知恩さんと同居します。しっかり者に見えるのにどこか無防備で、飾らない優しさを持つ知恩さんに、源は次第に惹かれていきます。ゆったりとした田舎の日常の中で、ふたりの距離が少しずつ近づいていく縁側ラブコメです。
『猫のお寺の知恩さん』という題名の通り、お寺には飼い犬のテンちゃんに加えて、たくさんの猫たちがのんびり暮らしています。
物語の本筋には深く関わらないものの、ふとした場面で登場しては、何気ないエピソードを添えてくれます。猫たちの存在が、作品全体の温かさをそっと底上げしているのです。
吾輩は猫であるが犬 / 沙嶋 カタナ
(FC Jam)
犬・猫・転生
前世で悲しい最期を迎えた犬は、生まれ変われるなら猫になりたいと願います。願いは叶い猫として生まれますが、早々に命の危機に陥ってしまいます。そこで一人の少女と運命的に出会いますが、彼女はなんと犬派で、自分が捨てた姿を好んでいると知り戸惑います。それでも彼女に救われた猫は、そばにいたいと強く願うのです。
この物語には、ほかにも家族や友人と動物たちが紡ぐ五つのエピソードが収められています。犬や猫と人が寄り添う日々の中に、笑みがこぼれる瞬間と、胸がじんと温かくなる余韻が絶妙なバランスで散りばめられています。
:エッセイ
あしょんでよッ ~うちの犬ログ~
/ らくだ
(MFC ジーンピクシブシリーズ)
コーギー・会社員・日常
コーギーと飼い主である作者・らくださんが送る穏やかな日常を描いた癒し系ショートコミックです。散歩の途中でふと立ち止まる瞬間や、陽だまりでのうたた寝、つい笑ってしまう小さないたずら。そんな「犬と暮らす毎日」に潜むささやかな幸せが、やわらかい筆致で丁寧に切り取られています。
きかん気でやんちゃなのに、誰よりも飼い主が大好きなコーギー。ころんとした丸みのあるフォルム、もちっとしたお尻、独特の愛らしい仕草のひとつひとつが胸をくすぐります。その無邪気な可愛さに、抱きしめて撫でまわしたくなるような、そんな温もりがページいっぱいに広がっています。
犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい / 松本 ひで吉
(パルシィコミックス)
プードル・猫・漫画家
松本 ひで吉さんが、実際に暮らしていた犬と猫との日常を綴ったエッセイ漫画です。全身で愛情をぶつけてくる犬と、気まぐれでクールなのにどこか憎めない猫。対照的なふたりが織りなす毎日は、読むたびに明るい気持ちにしてくれます。
そんなふたりに真正面から向き合い、全力で愛を返す松本 ひで吉さんの姿もまた、回を追うごとに愛おしさを増していきます。連載の途中で、残念ながら二匹は虹の橋を渡ってしまいますが、その思い出は作品の温度をさらに深くしてくれました。
そして今は、“あざと猫” ガーラさんが新たに登場し、物語に新しい風を吹き込んでいます。「次はどんな日常が待っているんだろう」と楽しみが増え、つい「また犬が増えたりするのかな」と期待してしまうほどです。
ドベとノラ / ヨシモフ郎
(コミックエッセイ)
ドーベルマン・保護猫・コミュ障飼い主
この世界は、犬がくれた優しい時間で満ちています。やんちゃで愛らしいドーベルマンのドベ。そして、ドベが空へ旅立ったあと、不思議な縁に導かれるように家へ迎えた元野良犬のノラ。季節の移ろいや犬友との出会いの中で、二匹はいつも、日々の小さな幸せをそっと手渡してくれました。
ドベとの別れは、今でも胸の奥がきゅっと痛むほど切なくて、読み返すたびに涙がにじみます。それでも、ページを閉じる頃に心に残るのは、飼い主仲間たちが寄せてくれたあの温かな思いやりです。言葉のひとつひとつが、冷えた心をゆっくりと溶かしていくようで、読むたびに優しさに包まれていきます。
ポッケも旅支度 / イシデ 電
(単行本)
猫・老いと病気・看取り
野良猫として現れたポッケとピップが家に居ついて15年、ポッケに病が見つかります。残されたわずかな時間の中で、前の猫を後悔とともに見送った記憶がよみがえり、どう寄り添えばよいのか思い悩みます。小さな変化に耳を澄ませながら最期の日々を過ごし、旅立ちの後もポッケが残した温もりと向き合い続けます。
おすすめと断言するには少し迷いがあるのですが、それでも紹介せずにはいられません。
どんな動物にもいつか訪れる最期の別れ。衰えていくポッケに迫る “死” が怖くて、思わず「もうやめて…」と目をそらしたくなる瞬間もあります。それでも読み終えた今は、出会いも別れも含めて、愛し愛された存在だったからこそ描ける物語です。



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