※本ページにはプロモーションが含まれています。
この記事は一か月間に読んだ本を簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので作者の意図やあなたと違ったとしても気にしないでくださいね。
本選びの参考になれば嬉しいです!
かがみの孤城 上下 / 辻村 深月
(ポプラ文庫)
中学生・いじめ・パラレルワールド
学校に行けなくなった中学生・こころが、部屋の鏡を通じて不思議な城へ招かれる物語。城には同じように悩みを抱える7人の子どもたちが集められ、願いを叶える鍵を探す一年間が始まります。交流を通して心の傷と向き合い、秘密が明らかになる過程が感動を呼ぶ作品です。
こころの再生と友達との絆を描いています。不思議な世界観なのに妙にリアルで、彼女たちの心情を思うと心が痛くなります。
先の読めない展開は続きが気になって仕方なく、ときに泣いてしまうのですが読む手が止まりませんでした。城の番人を務めるオオカミたちの迫力がありすぎて、本当に怖いです。
環と周 / よしなが ふみ
(マーガレットコミックス)
同じ名前・日常・時代
様々な時代背景と人間関係のなかで、それぞれの環と周の名前を持つ人たちが出会い関係が変化していきます。
BLじゃないよしなが ふみさんは珍しいです。結末に何だかもやっとするけれど、人間らしさを感じます。
ホテル・メッツァペウラへようこそ 4
/ 福田 星良
(HARTA COMIX)
フィンランド・冬・ホテル
フィンランドにある「ホテル・メッツァペウラ」。ジュンが初めて迎えるフィンランドでのクリスマスを中心に、温かな交流と彼の過去に迫る手がかりが描かれる巻です。
この作品ではフィンランドの文化や習慣に触れることが出来るのですが、クリスマスということもありメルヘンチックでとても優しくて温かい気持ちになれました。
それにしたってジュンよ、初めてでネックウォーマーと帽子2個を編みきるなんて手先が器用すぎないかい?
星降る王国のニナ 12 / リカチ
(BE・LOVEコミックス)
ファンタジー・王宮・不思議な力
国外追放されたニナは絶望の果てに森をさまよい命を絶とうとするが、セトに救われ再び歩き出します。ふたりは青い瞳の力を制御するための旅に出て、水の都スタービアで大富豪ヒメアと出会い新たな縁と試練の中でニナは自分の願いと運命に向き合っていきます。
BE・LOVEという女性誌が出版しているので、恋愛色が強めで大人でも読み応えがあります。フォルトナ国の王アズールとガルガタ国の王子セトの2人の男性がニナを翻弄させるのですが、どっちと結ばれてもいいぐらい格好いい!
テレビアニメ化も発表されたようですが、絵が綺麗なだけにクォリティーが下がらないか心配です。
風待ちのひと / 伊吹 有喜
(ポプラ文庫)
メンタル不調・実家に帰省・恋愛
39歳エリートサラリーマン哲司は “心の風邪” で休職し、母が暮らした港町・美鷲を訪れます。その町で偶然知り合った遺品整理を手伝う喜美子や町の温かさに触れ、彼は少しずつ癒されていきます。
甘酸っぱい初恋のような関係は、いつしか大人の恋愛に変わり2人を苦しめるようになります。
物語が進むにつれて昼ドラのような展開になってしまい、これはこれで有りなのかもしれませんが、もっと何とか出来たような気がするだけに残念です。
風の向こうへ駆け抜けろ 蒼のファンファーレ 2 / 古内 一絵
(小学館文庫)
競馬・女性騎手・挑戦
桜花賞での挫折から一年、女性ジョッキー芦原 瑞穂が所属する緑川厩舎に中央デビュー戦を勝利した超良血馬ティエレンがやってきます。謎多き馬主ワンは、かつて厩舎再生のきっかけとなったフィッシュアイズとの対決を望み、緑川厩舎の新たな挑戦が始まります。
あまりにも1巻が素晴らしすぎて、2巻を買ったはいいけれど読むのを躊躇してました。結果、負けないぐらい良かったです!
芦原 瑞穂に向けられる女性騎手への蔑視やフィッシュアイズの過去の傷、厩務員である木崎 誠の母親との確執が前作より浮き彫りになっていますが、それらの困難を乗り越えるために挑むレースに胸がたぎるような熱いものがこみあげてきて、今回も泣きっぱなしでした。
古内 一絵さんの馬の描写が好きです。
対岸の家事 / 朱野 帰子
(講談社文庫)
育児・専業主婦・社会
専業主婦として家事に向き合う詩穂は、娘と二人きりの繰り返される日々の中で自分の選択に迷いを抱きます。周囲には、熱があっても会社を休めない母親や、医師の妻で子どもを望まれ続ける主婦、育休をとる父親など、立場は違っても現実に苦しむ人たちがいます。限界に近づく彼らに寄り添いながら、詩穂は「手を抜いたっていい、休んだっていい」と、自分にできる支えを探し始めます。
経験者、当事者ならより共感できると思います。少子化対策で税金ばかり取っていくのに社会としては何も変わっていない。フォローする側にもメリットがなければ不満が出て当然で、追い詰めれれてしまう人がいるのは当たり前です。
もう新しい制度や、抜本的改革をするしかありませんね。

今月のおすすめは、
辻村 深月さんの『かがみの孤城』です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また、来月の記事でお会いしましょう!




コメント