※本ページにはプロモーションが含まれています。
年齢を重ねると、昔は大好きだったものが少し違って見えることってありますよね。
私にとっては、それが恋愛漫画です。今でも少女漫画は読むのですが、若い頃のように素直にときめけない瞬間が増えてきて、「ああ、感性って変わるんだな」としみじみ思うことがあります。
それでも、やっぱり胸キュンは欲しい。心がふわっと温かくなる物語に触れたい。
今日はそんな私が “大人になった今でも心から楽しめる” と感じた恋愛漫画を紹介します。
[合わせて読みたい]
薔薇のために / 吉村 明美
(小学館文庫)
片思い・義兄妹・北海道
枕野 ゆりは、唯一の身内だった祖母を亡くし、寮も追われて行き場を失います。遺された手紙から、生き別れた母が人気女優・花井 しょう子だと知り、札幌の花屋敷家を訪ねます。そこで彼女を迎えたのは、強烈な個性と美貌を持つ三人の異父姉兄弟でした。
この漫画を初めて読んだときの衝撃は、今でも忘れられません。恋愛漫画の主人公なのに、チビでデブで不細工、そんな “普通じゃない” ヒロイン。
でも、ページをめくるたびに彼女の優しさや誠実さが伝わってきて、気づけば「この子の幸せを見届けたい」と願うほど好きになっていました。
あれから二十年以上経った今でも、読み返すと胸がぎゅっとなる。物語を知っているのに、初めて読んだときのドキドキがちゃんと戻ってくるんです。
かわいいひと / 斎藤 けん
(花とゆめコミックス)
花屋・大学生・ほっこり
花園 森也は心優しい青年ですが「死神顔」のせいで人に怖がられてしまいます。大学で出会った鈴木 日和はミスコン出場を嫌がり車の荷台に隠れていましたが、森也の優しさに惹かれ、やがて二人は交際を始めます。不釣り合いに見えながらも、二人は少しずつ愛情を育んでいきます。
初めは単行本だけ追いかけていたのですが、続きが気になりすぎて、気づけば雑誌まで買うようになっていました。
恋人同士のお互いを「好きすぎる」気持ちがあふれ出していて、読んでいると頬がゆるんでしまうほど。幸せのおすそ分けをもらっている気分になります。
さらにこの作品は、恋愛だけでなく森也の成長物語としても魅力たっぷり。笑いながら応援したくなる場面が多いです。
私たちが恋する理由 / ma2
(FEELCOMICS)
会社・先輩・胸キュン
口数が少なく考えが読めない上司の、ふとした笑顔や思いやりに胸を高鳴らせてしまう葵。職場で理想ど真ん中の体型を持つ先輩に出会い、触れられたら、抱きしめられたらと妄想が止まらない京。オフィスで芽生えるほろ甘い恋模様に、思わずきゅんとしてしまいます。さらに、時代を超えて紡がれる大正ラブロマンスも収録し、多彩な恋の物語を楽しめます。
金持ちの御曹司も、完璧すぎるハイスペ男子も出てこないんです。本当にどこにでもいそうな人たちなのに、恋をすると急にキラキラして見える。その感じがすごくリアルで、読んでいてこっちが思わず照れてしまいます。
一冊で四組の恋が描かれていて、女性だけじゃなく男性側の気持ちもわかるので、「ああ、この人もこんなふうに悩んでたんだ」と共感しながら読めるのが魅力です。
あせとせっけん / 山田 金鉄
(モーニングKCコミックス)
会社・臭い・コンプレックス
八重島 麻子は、人気メーカー・リリアドロップで働く汗っかき体質のOLです。ある日、商品開発部の名取 香太郎から「新石鹸の開発に必要だから、毎日君のにおいを嗅ぎに来る」と宣言されてしまいます。戸惑いながらも、なぜかその申し出が嫌ではなく、麻子の心は少しずつ揺れ始めます。
「鼻と身体がゼロ距離」というインパクト抜群の設定に、最初は驚く人もいるかもしれません。でも読み進めるほどに、二人の関係は丁寧に深まり、恋人としての未来が描かれていきます。
ドキドキもやきもきも、自然と一緒に味わえる、まるで身近にいる誰かの恋を見守っているような気持ちになります。
ナビガトリア / アサダ ニッキ
(BELOVEKC)
田舎・居候・島根県
東京で突然クビを宣告されたこよりは、SNSで知り合った島根県の野々村家を訪れます。到着早々、長男・昭との恋の噂が広まり、結婚祝いまで届く騒動に。温かく迎えてくれる人々にもそれぞれ事情があり、こよりは縁結びの地・島根で自分の北極星を探す旅へと踏み出します。
田舎のゆるやかな恋を描いた物語、そう思って読み始めると、そこには想像以上に深い人間模様と、土地に根づく現実が広がっています。
繊細で傷つきやすいこよりが、それでも前に進もうとする姿は胸に響き、少し切なく、でも確かに温かい。読み終えたあと、しみじみとした幸福感を感じます。
夏雪ランデブー / 河内 遙
(FEELCOMICS)
花屋・アルバイト・幽霊
花屋で働く無愛想な青年・葉月は、店長の六花にひそかに想いを寄せています。けれど六花の部屋には、彼女を忘れられない “元夫” の霊・篤が居座っています。低温で不器用な青年、前に進もうとする未亡人、そして草食系なのに執着深い霊。三者の想いが静かに交差し、切なさと温かさが入り混じる純情な三角関係が描かれていきます。
葉月と六花の未来を願う気持ちと、六花を手放せない篤の真っ直ぐさ。どちらにも寄り添いたくなるからこそ、読者は選べないまま揺れ続けます。
どうしようもない切なさが物語全体に滲み、心の奥に小さな痛みを残す恋物語を求める方にこそ届いてほしい一冊です。
テレワァク与太話 / 山田 金鉄
(モーニングKCコミックス)
コロナ・テレワーク・お隣さん
ブラック企業で働くSE・三橋 残は、テレワークの導入によって生活の質が大きく向上します。部屋のインテリアやバルコニーづくりに熱中する中、隣人の大学院生・泉 奈津と出会います。これは、テレワークをきっかけに一人の男性が未来の妻と巡り合い、さまざまな試練を乗り越えて結婚へと歩んでいきます。
コロナ禍でのテレワークという、どこか閉じた日常を扱っているのに、そこで思いがけない “運命の出会い” が生まれていて、読んでいるだけで胸が高鳴ります。
一巻完結の物語なのに、読んでいる最中からすでに“三巻分の濃密さ”を味わっているような満足感が広がっていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また、次回の記事でお会いしましょう。




コメント