あっ!という間に読めてしまう300ページ未満の小説【おすすめ6選】

小説

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『本は日常』にご訪問ありがとうございます。

ずっと読書をしていると、何だか読む気になれなかったり、今ひとつな作品が続いていて気分を変えたい、という気持ちに襲われることはありませんか?

そんなときは時間を置いてしばらく様子を見てもいいのですが、私が実践しているのはページの少ない小説を読むことです。

一冊を読み切ることで、達成感や自信がつき次につながります。

またこの方法は忙しくて時間が取れない方や、読書に慣れていない方にもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。

 

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※こちらはページ数はありますが、起承転結がはっきりしているので読みやすいです。

 

暗いところで待ち合わせ / 乙一
(幻冬舎文庫 全一巻)

駅のホームで人が突き落とされるという殺人事件が起き、犯人として追われるアキヒロは視力を失った女性ミチルの家に逃げ込みます。

居間の隅にうずくまり身を隠している彼と、他人の気配を感じながらもどうすることも出来ない彼女。そんな二人の奇妙な共同生活がはじまります。

表紙とタイトルでホラー小説かなと思って買ってみたら全然違いました。…いや、現実に起きるとしたらホラーよりもずっと怖いのかもしれません。

ジャンルは推理小説なのですが、読後感はまるで恋愛小説です。

 

阪急電車 / 有川 浩
(幻冬舎文庫 全一巻)

阪急電車の宝塚ー西宮北口間の八つの駅を舞台に一往復十六話で、乗客たちの人生が交差していく短編集です。

祖母と孫、社会人、主婦、大学生、高校生、小学生。幅広い年齢層が登場しますが、老若男女問わず運命的な出会いが待ち構えています。

最後まで読んだ感想としては、どちらかというと恋愛小説ですね。

最近、阪急電車に乗ることがあるのですが、私の身には何も起こらないのが残念です。

 

森崎書店の日々 / 八木沢 里志
(小学館文庫 全二巻)

職場恋愛の恋人に「他の女性と結婚することになった」と告げられた貴子は、傷心のため会社を辞め泣き暮らす日々を送っていました。

そんな彼女に神保町で古書店を経営している叔父から「店を手伝って欲しい」と電話がかかってきたことで物語が始まっていきます。

誰にも傷つけられることなく本に囲まれて心を癒す生活、本好きなら一度は体験したいと思うのではないでしょうか。

今は便利になっていてスマホやタブレットでも本は読めますが、紙の本もいいなと再認識できます。

 

月のうた / 穂高 明
(ポプラ文庫 全一巻)

小学生のときに母親を亡くした民子。父親は二年後に再婚し継母を迎えますが、あまり馴染めません。しかし亡き母の親友からある話を聞き徐々に心を開いていきます。

各章ごとに登場人物の視点を変え物語は進んで行く短編集です。

作品の印象としては地味なのですが、登場人物の日常の些細なやりとりなどから、この先どうなるんだろう?と期待してしまいます。

読了後には「この本、好きだな…」と、呟いてしまう作品です。

 

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。 / 尾形 真理子
(幻冬舎文庫 全一巻)

不思議な魅力のオーナーが経営しているお洒落なセレクトショップ。

悩みを持って訪れた女性客たちは、服を探しながら自分と向き合いどうしたいかを見つめ直します。

私もいざというときに自分の服を選んでもらいたいという気持ちになりました。

大人の女性の話なので共感できるものが多く、ずっと読んでいたいです。

 

あつあつを召し上がれ / 小川 糸
(新潮文庫 全一巻)

この小説には感動できるものや切ないもの、色々なものが詰め込まれています。

そして自分にとっての特別なごはんとは何だろうと考える機会を与えてくれます。

私は亡くなった祖母が田舎から送ってくれた甘酸っぱいシソの実が好きなことを思い出しました。もう食べれないけど忘れられない味です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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