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『本は日常』に、ご訪問いただきありがとうございます。
当サイトは一か月間に読んだ本を、簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので違ったとしても気にしないでくださいね。
この記事が本選びの参考になれば嬉しいです!
暑い季節がやってきますね。
皆さんはどんなふうに過ごすのでしょうか?
ディア・ペイシェント / 南 杏子
(幻冬舎文庫)
病院に勤める内科医の女性医師・真野 千晶がとある患者の嫌がらせに苦しめられる話でした。
どんな職種でも客がすべてにおいて偉いわけではありません。話題になっているカスハラにも通じる部分があり、人間関係の怖さにゾッとしました。
この作品の前に読んだ『いのちの停車場』では安楽死についてふれていて、何かと考えさせられる作家さんです。
ホテル・ピーベリー / 近藤 史恵
(双葉文庫)
ハワイのホテル・ピーベリーで起こった連続殺人事件に宿泊客の木崎 淳平が挑むミステリー。
本を読むときは真っ先に表紙を取ってしまうので、ハワイで本当の自分を見つける物語だと思って読んでました。ハワイって良い所だと思っていたところに、まさかの殺人事件…!
人が死ぬミステリーが苦手なのですが、さらっとして読みやすかったです。
ビオレタ / 寺地 はるな
(ポプラ文庫)
婚約者に捨てられて道端で大泣きしていた田中 妙を拾ってくれたのは、ビオレタという雑貨店を営む菫さんでした。
主人公が好きになれず読み進めたものの、最後には良い話だったような気がする…、と思わせる不思議な作品です。
ドミノ / 恩田 陸
(角川文庫)
登場人物が総勢28名からなるドタバタコメディ。十年ぐらい前に読んだときに面白かった記憶があったので再読です。
今回は話を知っているので答え合わせみたいな感覚で、ずいぶん忘れていたのが地味にショックでした。
はつ恋 / 村山 由佳
(ポプラ文庫)
主人公のモデルは作者の村山 由佳さんご自身なのかな?
四十代になって老いていく親を目の当たりにしながら、恋愛で振り回されてしまう女性を描いています。
若いとき特有の情熱や勢いはないけどゆっくり流れる時間を感じました。
月のぶどう / 寺地 はるな
(ポプラ文庫)
母親の死をきっかけに、双子の姉・光実に頼まれワイン造りの道に足を踏み入れた歩。目的もなく生きてきた彼の人生が動き始めます。
特別な出来事が起こるわけではないけれど、皆が幸せなる優しい作品でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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