小説なのに絶対に美味しいお店【おすすめ7選】

小説

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以前、『笑って泣いて癒される!心が満腹になる料理小説!』という記事を紹介しました。こちらはストーリーを重視しています。

まだまだ書き足りないということで、今回はお店に限定して「食べたい!」を集めてみました。

小説なので実在していないのが残念ですが、似たようなお店を探してみたくなります。

 

[関連記事のご紹介]

 

:ごはん編

BAR追分
BAR追分 / 伊吹 有喜

定食・お酒・常連

「BAR追分」は、新宿三丁目交差点ちかく”ねこみち横丁”の奥にあります。この「BAR」には2つの意味があって、昼はバールで定食やコーヒー、夜にはバーでお酒になります。

昼を切り盛りしている佐々木 桃子の作る料理は、揚げ物はカラッと煮込みはしみしみ。美味しいものにこだわりがあって、誰もが知っている料理を手間ひまかけて提供してくれます。

彼女は明るくて話しやすく、常連になったら食べたいものを作ってくれそうな気やすさもあり、足繁く通ってしまいそうです。

 

ばんめし屋
最後の晩ごはん / 椹野 道流

定食・がっつり・幽霊

「ばんめし屋」は、芦屋警察署とカトリック芦屋教会の間にあります。夜に開店し始発が走る頃に閉店する風変わりなお店では、1種類の日替わり定食だけを提供しています。

アルコール類もなく、まさに料理で勝負!店主の夏神 留ニが仕入れで決めるメニューには、旬の食材やお得な食材が使われていて、がっつり食べられます。

なんと、彼の料理が美味しい証拠に幽霊になってまでお客として訪れる姿があります。←でも、怖くありません。

 

ビストロ・パ・マル
タルト・タタンの夢 / 近藤 史恵

フランス料理・ワイン・謎解き

「ビストロ・パ・マル」は商店街にある家庭的なフレンチ・レストラン。自分の店に”悪くない”と名付けた店長兼料理長の三船 忍の料理は、肩肘張らずにいつでも楽しめます。

見た目の綺麗さよりも素材の持ち味をいかした料理は、時に豪快とか大胆に感じるけれども、フランス料理に馴染みがなくても食べたくなります。

フランス料理とワインのマリアージュに、C’est bon!

 

食堂メッシタ
食堂メッシタ / 山口 恵以子

イタリアン・修行・経験

「食堂メッシタ」は、目黒にある小さなイタリアン。蘇芳 満希がひとりで切り盛りしているお店は家賃と人件費を節約し、そのぶん厳選された食材で料理を作り提供しています。

肉、魚、パスタ、サラダにまで妥協を許さない料理は潔くて、他の料理はどうだろう?と試したくなります。

本場のイタリア修行に加え、味は一流だけど従業員が次々と辞めていく有名店にも臆さず飛び込み、誰よりも学ぶ姿勢が強い彼女の料理は間違いなしです。

 

:デザート編

スイート・ホーム
スイート・ホーム / 原田 マハ

スイーツ・家族・連続短編集

「スイート・ホーム」は阪急沿線の宝塚にある小さなお店で、腕利きだけど不器用なパティシエの父と、明るい看板娘の母、引っ込み思案だけど優しい姉、華やかで積極的な妹が手伝っています。

ふんわり甘い香りが漂う、赤い屋根とクリーム色の壁。チョコレート色のドアを開けて店に入ると心をこめて作られた素朴なスイーツが並べられています。

丁寧な接客も相まって、地元のみんなに愛されています。

 

ファボリ・ダンジュ
つばさものがたり / 雫井 修介

スイーツ・天使・パティシエール

「ファボリ・ダンジュ」は、病気を患ったパティシエールの君川 小麦が、家族とともに困難を乗り越えながら開店したお店で、“天使の好物”、“天使のお気に入り”という意味が込められています。

人気商品にお店と同じ名の天使の羽を模したケーキがあり、最期に自分の店を持ちたいという彼女の夢を叶えました。

その後は、小麦にレシピを叩き込まれた義理姉の道恵によってその味は守られています。

 

西洋菓子店プティ・フール
西洋菓子店プティ・フール / 千早 茜

スイーツ・菓子職人・パティシエール

「西洋菓子店プティ・フール」は、下町の商店街にあり、菓子職人の祖父とフランスで菓子作りの修行をしたパティシエールの亜樹とで営業しています。

亜樹が作る酒や香料、時にスパイスを効かせたスイーツも気になるのですが、じいちゃんの作る凝ってはいないけれど、ほっと肩の力が抜ける昔ながらのスイーツ(とくにシュークリーム)に魅力を感じます。

2人の方向性は違うので、じいちゃんには是が非でも長生きして欲しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。また、次回の記事でお会いしましょう!

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