【一か月間の読書記録】簡単な感想と共に紹介(2024/02)

読書記録

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『本は日常』に、ご訪問いただきありがとうございます。

当サイトは一か月間に読んだ本を、簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので違ったとしても気にしないでくださいね。

この記事が本選びの参考になれば嬉しいです!

 

にゃんめ
にゃんめ

まだまだ寒い日が続きますね。

電子書籍の大型セールが一段落ついて、積読を楽しみながら消費しています。

バレンタインがあったので、お菓子の本が読みたくなります。

 

かがみの孤城 上下 / 辻村 深月
(ポプラ文庫)

友達からのいじめが原因で学校に行けなくなった中学一年の安西 こころ

自分の部屋の中で光っていた鏡は見慣れぬ城の中につながっていて、オオカミのお面を被った少女と似たような境遇におかれた六人が待っていました。

こころの再生と友達との絆を描いた物語。不思議な世界観なのに妙にリアルで、彼女たちの心情を思うと心が痛くなります。

先の読めない展開は続きが気になって仕方なく、ときには泣いてしまうのですが読む手が止まりませんでした。城の番人を務めるオオカミたちの迫力がありすぎて、本当に怖いです…。

4.8

 

環と周 / よしなが ふみ
(マーガレットコミックス) 

様々な時代と人間関係、の名を持つ人たち。BLじゃない、よしなが ふみさんは珍しいです。結末に何だかもやっとするけど、人間らしさを感じます。

4.0

 

ホテル・メッツァペウラへようこそ 4 / 福田 星良
(HARTA COMIX)

永遠に終わらない冬かと思いましたが、ジュンの母親探しで季節が動き出しそうです。

この作品ではフィンランドの文化や習慣に触れることが出来るのですが、メルヘンチックでとても優しくて温かい気持ちになれます。

それにしたってジュンよ、初めてでネックウォーマーと帽子二個を編みきるなんて手先が器用すぎないかい?

4.3

 

星降る王国のニナ 12 / リカチ
(BE・LOVEコミックス)

王宮を舞台にしたファンタジー。瑠璃色の瞳に不思議な力を持つニナが過酷な運命に立ち向かうお話です。

BE・LOVEという女性誌が出版しているので、恋愛色が強めで大人でも読み応えがあります。アズールセトの二人の男性がニナを翻弄させるのですが、どっちと結ばれてもいいぐらい格好いい!

テレビアニメ化も発表されたようですが、絵が綺麗なだけにクォリティーが下がらないか心配です。

4.0

 

風待ちのひと / 伊吹 有喜
(ポプラ文庫)

心を病んで休職中の哲司は妻と娘と離れ亡き母が住んでいた港町美鷲で暮らすようになり、未亡人の喜美子に出会います。

甘酸っぱい初恋のような関係は、いつしか大人の恋に変わり二人を苦しめるようになります。

物語が進むにつれて昼ドラのような展開になってしまいました。これはこれで有りなのかもしれないけど、もっと何とか出来たような気がするだけに残念です。

3.8

 

風の向こうへ駆け抜けろ 蒼のファンファーレ 2 / 古内 一絵
(小学館文庫)

あまりにも一巻が素晴らしすぎて、二巻を買ったはいいけど読むのを躊躇してました。結果、負けないぐらい良かったです!

相変わらずの芦原 瑞穂に対しての女性蔑視やフィッシュアイズの過去、木崎 誠の母親との確執が前作より浮き彫りになっています。

それらの困難を乗り越えるために挑むレースは、胸がたぎるような熱いものがこみあげてきて今回も泣きっぱなしでした。

古内 一絵さんの馬の描写が好きです。

5.0

 

[関連記事のご紹介]

対岸の家事 / 朱野 帰子
(講談社文庫)

幼い子供を抱える専業主婦の詩穂、ワーキングマザーの礼子、エリート公務員で育休中の父親の中谷。慣れない子育てで不安でやりきれない現状に傷ついてしまう、それでも誰もが自分の生き方を探す物語でした。

私の会社でも子育て中の時短勤務を小学校入学までから中学年まで延長するかのアンケートが配られたのですが、フォローする側もいつまで?ってなってましたよ。

難しい問題で、人間性を疑われるから真っ向から反対できないししたくもない。でもねえ…、ってなりますよね?

4.2

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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