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『本は日常』にご訪問ありがとうございます。
私が選んでいるせいもありますが、家族の話がはじまるときには大切な人を失ったり、思い出したくない過去のトラウマがきっかけになることがとても多いです。
当たり前の生活が壊れ傷つきながらも、その中で起こる出来事に向き合い成長する姿は胸を熱くさせ時には涙してしまう…。かけがえのない大切な家族を想う漫画たちです。
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赤ちゃんと僕 / 羅川 真里茂
(白泉社文庫 全10巻)
小学五年生の榎木拓也は、母親を突然亡くし父親・春美と弟・実の三人暮らし。わがまますぎて泣き虫すぎる二歳の弟の面倒を見るのは、なかなか思い通りにいかなくて…。
家族ものと言えば、「赤僕」は外せません!
「花とゆめ」で、1991年から1997年まで連載され、2021年11月時点で累計発行部数は1770万部。そんなに売れてたのかとびっくりです。
榎木一家を中心にしてお隣さんや、小学校の同級生、お父さんが勤める会社の部下。もしくは初対面の人が絡む、基本はコメディタッチだけれどシリアスまでこなすホームドラマヒューマンストーリー。
主人公の拓也が歳の離れた弟を世話をするという今で言うヤングケアラーで可哀想な気もするけれど、どうしようもないときには頼もしい春美パパが登場するのでご心配なく!
子供の目線だけでなく大人の目線でも描かれていて、ときに綺麗事だけではすまない現実を見せつけられて何だかモヤっとする場面もありますが、読後感が良い終わり方なので感動に導いてくれます。
ハネチンとブッキーのお子さま診療録 / 佐原 ミズ
(ゼノンコミックス 2巻まで発売中)
上昇志向の強い仕事一筋の羽根田(ハネチン)は家庭と育児を妻に任せきり。突然妻を亡くし理解不能な二人の子供に振り回される彼を救ってくれたのは、パンダのようなパンクメイクの小児科医の琴吹先生(ブッキー)なのでした。
この前やっと二巻が発売されたのですが、早くも私の中では絶賛ブーム中!佐原ミズさんは以前にもシングルファーザーと娘の漫画「マイガール」という作品を描いていて好きだったのですが、家族の理想みたいな感じでお行儀が良く大人しめでした。
こちらは悲惨なくらい子供たちが泣き叫び暴れまくっています。また、医療漫画ということで子供に起きる病気と親の苦労がわかりやすく描かれていて、子供を持つ方にはより身近に感じるかもしれません。
柚木さんちの四兄弟。 / 藤沢 志月
(フラワーコミックス 18巻まで発売中)
両親を亡くした柚木家の四兄弟。一家をまとめる高校教師の隼(23歳)中学生の尊(13歳)と湊(12歳)小学生の岳(6歳)。家、学校、休みの日など色んなことが盛りだくさん。
作風のせいか深刻な問題に直面してもあまり重くなりませんし、四人が笑っていればそれだけで良いのかなと思えますね。
ただ気になるのは少女漫画とはいえ美少年、美少女、はては美おばさんまで美○○が多すぎですよ(笑)
私の息子が異世界転生したっぽい フルver. / かねもと・シバタ ヒカリ
(ビッグコミックス 全5巻)
「異世界に行った息子に会う方法を教えてほしい」陰キャでラノベオタクの会社員の堂原智太にそう告げたのは、17年ぶりに再会した同級生の美央でした。
シバタヒカリさんの作品を探していて見つけたのですが、主人公が死んで異世界に転生するのが得意ではないので題名が気になり躊躇してました。読んだ感想としては、もっと早くに買えば良かった…!
息子を亡くした母親が悲しみの渦中にいて重いのですが、面白いとは違う良い漫画です。美央の服が作中ずっと黒なのですが、気持ちに変化が訪れ白に変わったときは目頭が熱くなりました。
おはようとかおやすみとか / まちた
(ゼノンコミックス 全5巻)
放浪癖の父親、幼いころに家を出ていった母親に影響で家族に対してドライな日向和平。理想のマイホームでの一人暮らしと思った矢先に三人の異母姉妹が転がりこんできます。
親達の育児放棄の問題はあるけれど、兄妹達の大好きが描かれています。とくに小学生の双子が兄や姉に向ける愛情は真っ直ぐで、わがままを言ったり抱きついてきたりこの漫画には欠かせない存在です。この二人が登場すると画面が華やかになるのは見た目も可愛いから!
初めての連載で絵や話に荒さはありますが、読ませる力はあると思います。
千と万 / 関谷 あさみ
(アクションコミックス 全3巻)
自分をイケてる中年男性だと思っている父親・千広と中学生の娘・詩万の一つ屋根の下に暮らす普通の日常。最近、詩万が父に対してイライラするのは思春期だから?それとも、ただのわがまま?
二人の距離感が絶妙!家族あるあるが多く、信頼できる親だからこそ見せられる詩万ちゃんの姿が愛おしい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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