※本ページにはプロモーションが含まれていて、試し読みについてはeBookJapanから掲載しています。
『本は日常』にご訪問ありがとうございます。
体調が悪いときや健康診断などでお世話になっている病院。
知っているようでよく知らない、そんな病院の中で私たちの病気と日夜を問わずに向きあってくれる人たちを見ていきませんか?
感動ストーリーとともに、医療関係の知識も得られて面白いです。
[関連記事のご紹介]
アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり / 荒井 ママレ・富田 浩充
(ゼノンコミックス 11巻まで発売中)
薬剤師とはお薬のスペシャリスト!
私たちに身近なものとしては医療機関や調剤薬局、ドラッグストアでの調剤や服薬指導、薬歴管理ですが、その他にも知らないだけ色々なことに携わっています。
意外なものには学校校舎の衛生管理、医薬品の研究開発などがありました。そんなお仕事を、パワフルで真摯に向き合う薬剤師・葵 みどりさんを通して見てみませんか?
ヒューマンドラマで描かれていて、薬の大切さや怖さなどを知ることが出来ます。
この本を読むまで無知だった私は、薬剤師さんって暇そうなのに(本当にすみません…)なぜあんなに待たされるのか?医者の処方箋があるのに問診票を再度書かなければならないのか?と体調が悪かったせいもあり、イラつくことがありました。
今も早く家に帰りたいという気持ちがありますが、仕方がないとわかっているので大人しく待つようになりました。
Shrink~精神科医ヨワイ~ / 七海 仁・月子
(ヤングジャンプコミックス 10巻まで発売中)
精神科医である弱井 幸之助が、ひだまりクリニックを訪れる患者の体験をもとに心の病気に向き合います。
犯罪を起こした容疑者の精神鑑定、ドラマや映画で檻みたいな病室に閉じ込められる患者など、何だか怖い連想をさせる精神科。
私はお世話になるなら、何だか優しそうな響きの心療内科一択だなと思っていたのですが、この二つには明確な違いがありました。
心に症状が現れる場合(統合失調症やうつ病、双極性障害または神経症性障害や発達障害、認知症など)が精神科。
身体に症状が現れる場合(吐き気や頭痛、強い動悸が続く、下痢・腹痛、血圧が高くなる、ぜんそくなど)が心療内科です。
この作品は可愛らしい絵柄と弱井先生のキャラクターでのほほんと見えますが、自分ではどうにもならない誰かを救うには辛抱強く見守る覚悟が必要であり、それがいかに大変かを痛感させられます。
また、現在連載中ということもありコロナなどの時事ネタを扱っていることも特徴的ですね。
弱井先生だけでなく、看護師の雨宮さん、精神科ソーシャルワーカーの岩国さん、保健師の日向さんの連携もみごとで、こんな仕事があるのかと興味を持ちます。
フラジャイル / 恵三郎・草水 敏
(アフタヌーンコミックス 26巻まで発売中)
臨床医と違って患者に直接会うことがない病理医は、患者から採取した組織や細胞を顕微鏡を使って分析し疾患の確定診断を行います。
岸 京一郎は口が悪く態度が尊大で病院内では煙たがられている存在ですが、他の医者が見落としてしまうような病変にも気づく優秀さに誰もが一目置いています。
そんな岸先生に魅せられて神経内科から病理の世界に飛び込んだ新米女医の宮崎先生や臨床検査技師の森井くん。
患者だけでなく病院内で働く様々な人々にスポットを当てストーリーは展開していきます。
誰もがすべて救われるわけではなく残念な結果になってしまう方もいますが、皆が医療チームとして支え手を尽くし、最後にはやり切った感さえ感じさせます。
二十巻を超える今も根強い人気で、私も発売日を楽しみにしています。
ラジエーションハウス / モリ タイシ・横幕 智裕
(ヤングジャンプコミックス 15巻まで発売中)
タイトルに含まれるラジエーションとは放射線という意味です。
診療放射線技師・五十嵐 唯織はコミュ障で行動に落ち着きがなく変わった人なのですが、CTやMRIを撮る腕は一流で実は放射科医の医師免許も持っています。
なぜ医師ではなく、放射線技師を選んだのか?
それは勤めている病院で放射線科医として働く憧れの幼馴染・甘春 杏との昔の約束を守っているからなのです。
しかし原因不明の疾患で苦しむ患者を目の前にすると見過ごすことが出来ません。
放射線技師としての範疇を超え、このときばかりは冷静で頼れる存在となり、身に付けた知識と高度なレントゲン技術を駆使して助けます。
医療の現場だけでも十分楽しめる本作ですが、気になるのは甘春先生との二人の関係。
一体、どうなるのでしょうね?
おたんこナース / 小林 光恵・佐々木 倫子
(ビッグコミックス 全7巻)
「おたんこナース」は基本はコメディなのですが、やっぱり病院だけあって患者の苦しみや死は避けられません。
それを乗り越える主人公の似鳥 ユキエは気が強くドジな新米看護師なのですが、全然白衣の天使じゃありません。
むしろ嫌な患者には復讐をもくろむ悪魔なのですが、最終的に被害を被るのは彼女自身なので自業自得だなと笑ってしまいます。
この作品は看護師ではなく看護婦と呼ばれていたころを描いていて、ズボンではなくスカートを履いていてナースキャップも付けています。
それでも、古臭さを感じることなく共感できるのは病院というところが私たちにとって変わらない場所だからだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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