※本ページにはプロモーションが含まれています。
この記事は一か月間に読んだ本を、簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので違ったとしても気にしないでくださいね。本選びの参考になれば嬉しいです!
:小説
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー / ブレイディ みかこ
(新潮文庫)
英国・中学生・差別
英国ブライトン在住。作者であるブレイディ みかこさんの息子は、人種差別や貧富の差が激しい底辺中学校に通い、何を思うのか?
裕福ではない土地に住みアジア系というこで差別される側のみかこさんは過去からの経験で、息子は自分の感じたことを語り合います。この息子の意見があまりにも公平で、妙に納得してしまいました。
ずっと気になっていたので、読めて良かったです。
フルーツパーラー『宝石果店』の憂鬱 / 江本 マシメサ
(ポルタ文庫)
恋愛・スイーツ・トラブル
フリーのネイリストとして毎日奮闘している佐久間 里菜(26)の抱えるトラブルに、偶然出会ったフルーツパーラー「宝石果店」を経営する無表情でクールな眼鏡店主の守屋が法律目線で指摘します。
恋愛で胸キュンしたいときは、有川 ひろさんと江本 マシメサさんでが鉄板です。
江本 マシメサさんの作品には異世界・貴族・妖など色々ありますが、『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』や『長崎新地中華街の薬屋カフェ』『豆腐料理のおいしい、豆だぬきのお宿』など、主人公の年齢が20代とか30代の落ち着いたものが個人的には面白いです。
わたしは告白ができない。 / 櫻 いいよ
(角川文庫)
高校生・ミステリ・青春
人に頼まれると断れない小夜子は、校内で人気者の風紀部部長・睦月に片想い中。彼に誘われ風紀部員として活動することになるのですが…。
基本は風紀部に持ち込まれる依頼を解決する学園ミステリです。小夜子が告白できないのはタイミングの問題なのですが、睦月がわかっていてはぐらかしている感があってもどかしい。
すんなり上手くいかないところが青春なのかな?
:漫画
いきものがたり 1 / 松本 ひで吉
(モーニングコミックス)
動物・生態・うんちく
漫画家・松本ひで吉さんが世界の不思議な動物たちの生態を紹介していきます。
JR西日本で使用されているICOCAのキャラクターのカモノハシに始まり、ラッコで終わる。お馴染みの動物の知識を広げたり、またこんなのいるわけないじゃんと思ったり、誰かに聞かされたら冗談だと思ってしまうことのオンパレードでした。
作者さんの好きが伝わってきて、大人から子供まで楽しめます。
いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編 / ツルリンゴスター
(コミックエッセイ)
コミックエッセイ・家族・生活
家族を綴ったコミックエッセイ第2弾。各話ごとに作者であるツルリンゴスターさんの髪色が違っていてオールカラーの恩恵を受けていますね。
お母さんとして見た目に、はっちゃけた印象があるのですが、子育ては真面目で人としての基本を育てている感じがします。
同作者の『彼女はNOの翼を持っている』を読んだのですが、この作品の延長に感じました。
高校生・思春期・アイデンティティ
生理やコンドーム、セックスなどの正しい知識の大切さや、自分の意思を尊重することで築ける人間関係。他には多様性など、学びや気づきを教えてくれます。
軍人婿さんと大根嫁さん 1~5 / コマkoma
(FUZコミックス)
田舎・結婚・軍人
田舎の村の田中家に婿としてやってきた軍人の誉さん。何も聞かされていなかった花と出会って3時間後に祝言をあげ夫婦生活を始めます。
『波うららかにめおと日和』を読んでいたら、おすすめとして紹介されていた作品。4コマ漫画なのにぎっちり想いが詰まっています。
家族に疎外され、戦争で辛い体験をした誉さんは暗い方向に行ってしまいがちですが、花の素直さに救われ愛すべき存在になっていく過程が丁寧に描かれています。
表紙では誉さん30代半ばぐらいに見えるけれど、意外と若いです。
大正學生愛妻家 1~2 / 粥川 すず
(モーニングKC)
結婚・身分差・年の差
亡くなった父親の借金のせいで結婚が破談になったふき(24)。返済するために昼は橘家の女中をし夜は内職に勤しむ毎日なのですが、帝国第一高校進学のため帰京した橘家の子息の勇吾に6年ぶりの再会します。
勇吾は跡取りのいない伯父の事業を引き継ぐために「嫁探し」を命じられていて、ふきは条件が良いからという理由で彼に結婚を迫られ果たすのですが…。
この二人がピュアすぎる!勇吾も条件うんぬんとか言って丸め込んでふきと結婚するのに、子供の頃から彼女のことがずっと好きなんですよ。そして、次第に彼に恋心を募らせるふき。もうね、読みながら「きゃー!」(歓喜)となってしまいました!
青年誌だからサクサク進むし、2巻の終わりで垣間見えたふきの隠れた特技が今後どう繋がっていくのか楽しみすぎます。3巻の発売日が待ち遠しい!
波うららかに、めおと日和 1~8 / 西香 はち
(コミックDAYSコミックス)
夫婦・海軍・生活
昭和11年、帝国軍海軍の中尉・江端瀧昌に嫁いだ関谷なつみ。留守がちな旦那の帰りを待ちながら、恋愛に不慣れな二人が送る夫婦の物語。
先月から始まった地上波放送のドラマでは少女漫画なのではないかと思うぐらいドキドキで描かれていますが、原作ではわりとあっさりしています。
2人で過ごす時間のほかに、瀧昌の海軍での仕事や、留守を守るなつみの日常で進んでいきます。好みの問題ですが、こちらの方が好きですね。
ドラマ化するにあたってebookjapanで2冊無料になっていて、試しに読んでみたら全巻買ってしまいました。
柚木さんちの四兄弟。 19 / 藤沢 志月
(フラワーコミックス)
中学校・教育実習生・悩み
三男・湊の中学校に教育実習生の槙先生がやってきます。教育実習生という響きだけで何だか学生時代が懐かしくなりました。

今月のおすすめは、
粥川 すずさんの『大正學生愛妻家』です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
雨の日もファッショナブルに、長く愛用できる安心の【日本製のデザイン傘AARA】
コメント