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『本は日常』に、ご訪問いただきありがとうございます。
当サイトは一か月間に読んだ本を、簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので違ったとしても気にしないでくださいね。
この記事が本選びの参考になれば嬉しいです!
今月は、他にもこんな記事を書いています。
:小説
歌舞伎座の怪紳士 / 近藤 史恵
(徳間文庫)
仕事で心を病んだ岩居久澄は実家で家事や犬の世話をしながら暮らしています。ある日、祖母から「知人に貰ったチケットで空席には出来ない」ので歌舞伎を観に行って欲しいと頼まれます。そこで素敵な老紳士と出会い、劇場で起こった事件の謎を解くミステリー。
歌舞伎やオペラ、演劇について描かれていて高尚だと思っていたものがとても身近に感じられました。機会があれば観ても良いかな、ぐらいにはなります。
近藤史恵さんの作品にはよく犬が登場するのですが、今回のチワワのワルサも可愛い!
岩窟姫 / 近藤 史恵
(徳間文庫)
トップグラビアモデルの蓮美は、親友の沙霧の自殺の原因がブログ内でREMIのイジメによるものだと報じられ地位を失ってしまいます。なぜ沙霧が嘘を書いたのか、本当に自殺なのか疑念を抱いた蓮美が真相を確かめるミステリー。
結論としては、先の展開が読めなくて面白かったです。芸能界って華やかだけど裏側の闇は深いから、そんな世界で若い女の子たちが傷ついて欲しくないと思いました。そして女の子たちの友情にグッときます。
サイレント・ブレス 看取りのカルテ / 南 杏子
(幻冬舎文庫)
終末医療に携わる訪問医師・水戸倫子が出会った患者と、意識のない状態で延命治療を続ける父親との看取りのカルテ。
この本を読んで自分の最期について考えたり、介護の大変さを感じたり、もしものために事前に出来る準備をしようと思ったり。
年齢や性別、自分が置かれている境遇で見方は変わってくると思います。
:漫画
異世界の沙汰は社畜次第 6 / 采 和輝
(KADOKAWA/エンターブレイン) ※BL
聖女の召喚の巻き添えで異世界に飛ばされたサラリーマンの近藤誠一郎。彼が代償として望んだものは仕事だった…。
絵が綺麗で話もしっかりしているし、異世界と謳っているのに境遇やスキルに棚ぼた感がないので読みやすいです。
犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい / 松本 ひで吉
(ワイドKC)
作者の松本ひで吉さんが、実家で犬、猫、とかげと暮らす日常コミックエッセイ。
今巻では、犬くんと猫さまが虹の橋を渡ってしまい、長年の読者としてはやっぱり悲しい…。今までたくさんの思い出をありがとう…。そしてお疲れさまです。
そして、新キャラの最強女子猫ガーラさんの登場!個性が強くてあざと可愛い、飼い主でも容赦なく制裁を加える潔さ。
次巻では松本ひで吉さんのお子さんも生まれ、もっと賑やかになりそうです。
星降る王国のニナ 15 / リカチ
(BE・LOVEコミックス)
星の民を探す旅のスタートです。開始早々これといった団欒もなく星の民を狙うリンドルムの兇悪な双子の王子、アスタとウールヴル登場。
今までの王子=ニナと仲良しになる。二人の性格からして敵として終わるかもしれない思ったのですが、アズールには拉致されてたし、セトには身体を剣で斬りつけられてた…。いつも出会い方が最悪なだけに、どんでん返しもありえます。
あと、やっぱり絵が上手いですね!アリシャ姫とか囚われている占い師が気味が悪くてゾワッとしました。
まほうのおうち 1・2 / 高尾 滋
(花とゆめコミックススペシャル) ※BL
埼玉の亡くなった祖母の古い家で、星碧唯(27)は覆面ドールハウス作家で恋人の間地孤帆(25)と暮らしています。亡くなった祖母が魔女だった彼は、魔法が解かれ昼は手のひらサイズの子供の姿に変身してしまいます。
…これは、アリエッティ、男版ですね!
現実問題として生活の不便さを感じつつ、二人の居心地の良さにずっと読みたい気持ちになります。
私たちが恋する理由 / ma2
(OUR FEEL)
四組の恋人たち(一組は夫婦)の、胸キュンな恋愛漫画。恋人同士になるとシラけてしまうことが多いのですが、そんなことは全然無くてむしろもっと読みたいと思いました。
それに今回は、黒澤・大島・市川さんが会社の先輩として組織の理不尽さから後輩たちを守るエピソードが描かれていて、自分を貫ける強さが格好良かったです。
年末の慌ただしさと仕事の忙しさが重なって忙殺されていましたが、この漫画を読んだら癒されました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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