一か月に読んだ本の感想まとめ(2024/07)

読書記録

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この記事は一か月間に読んだ本を簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので作者の意図やあなたと違ったとしても気にしないでくださいね。

本選びの参考になれば嬉しいです!

 

ディア・ペイシェント / 南 杏子
(幻冬舎文庫)

病院・女性医師・クレーマー

病院に勤める内科医の女性医師の真野 千晶がとある患者の様々な嫌がらせに苦しめられる話でした。

どんな職種でもお客がすべてにおいて偉いわけではありません。話題になっているカスタマーハラスメントにも通じる部分があり、人間関係の怖さにゾッとしました。

この作品の前に読んだ『いのちの停車場』では安楽死についてふれていて、何かと考えさせられる作家さんです。

 

ホテル・ピーベリー / 近藤 史恵
(双葉文庫)

ハワイ・ホテル・殺人ミステリー

ハワイ島のホテル・ピーベリーで起こった連続殺人事件に宿泊客の木崎 淳平が挑むミステリー。

本を読むときは真っ先に表紙を取ってしまうので、ハワイ島で本当の自分を見つける物語だと思って読んでました。ハワイ島って良い所だと思っていたところに、まさかの殺人事件…!

人が死ぬミステリーが苦手なのですが、さらっとして読みやすかったです。

 

ビオレタ / 寺地 はるな
(ポプラ文庫)

失恋・雑貨店でのバイト・棺桶

婚約者に捨てられて道端で大泣きしていた田中 妙を拾ってくれたのは、ビオレタという雑貨店を営むさんでした。

主人公が好きになれず読み進めたものの、最後には良い話だったような気がする…、と思わせる不思議な作品です。

 

ドミノ / 恩田 陸
(角川文庫) ※再読

連鎖・登場人物が多い・ドタバタ

登場人物が総勢28名からなるドタバタコメディ。10年ぐらい前に読んだときに面白かった記憶があったので再読です。

今回は話を知っているので答え合わせみたいな感覚で、ずいぶん忘れていたのが地味にショックでした。

 

はつ恋 / 村山 由佳
(ポプラ文庫)

大人の恋・暮らし・実家

主人公のモデルは作者の村山 由佳さんご自身なのかな?

40代になって老いていく親を目の当たりにしながら、恋愛で振り回されてしまう女性を描いています。

若いとき特有の情熱や勢いはないけれど、ゆっくり流れる時間を感じました。

 

月のぶどう / 寺地 はるな
(ポプラ文庫)

ワイナリー・双子の姉弟・主人公の成長

母親の死をきっかけに、双子の姉の光実に頼まれワイン造りの道に足を踏み入れた。目的もなく生きてきた彼の人生が動き始めます。

特別な出来事が起こるわけではないけれど、皆が幸せなる優しい作品でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。また、来月の記事でお会いしましょう!

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