【一か月間の読書記録】簡単な感想と共に紹介(2024/11)

読書記録

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『本は日常』に、ご訪問いただきありがとうございます。

当サイトは一か月間に読んだ本を、簡単な感想と共に紹介しています。あくまで個人の意見なので違ったとしても気にしないでくださいね。

この記事が本選びの参考になれば嬉しいです!

 

にゃんめ
にゃんめ

めっきり寒くなりましたね。
冬になると布団乾燥機でホカホカになった布団に幸せを感じます。

 

可惜夜行 / 都戸 利津
(花とゆめコミックススペシャル)

「噓解きレトリック」のドラマが始まり漫画も大好きだったので、都戸利津さんの最新作を購入してみました。

存在感の薄い主人公の高橋くんが妖の世界の主君に間違われ落ちこぼれのと出会い成長する姿も良かったですが、私はその後の月をモチーフにした彼の話が好きです。

絵も相変わらず綺麗で可愛いらしく、久しぶりに読むと変化に失望する漫画さんが多いなかで満足です。電子版限定で5Pのおまけがあってお得感がありました。

4.0

小さき者へ / 重松 清
(新潮文庫)

家族を描いた6編の短編集。何もかもが解決して終わりではなく、痛みや辛さ、理不尽さを抱えたまま手探りで進んでいくようなもどかしさがありました。

重松清さんと荻原浩さんの小説を読むと、人生ってしょっばいなあ…と思ってしまいます。

4.0

 

窓の向こうのガーシュウィン / 宮下 奈津
(集英社文庫)

未熟児で生まれながら保育器に入れられず、普通の人より劣っていると感じなから生きてきた佐古さん。

介護ヘルパーの仕事先で出会った認知症の先生や額を作る人、かつての同級生ののおかげでありのままの自分でも良いんだと受け入れるようになります。

現実感があまり無く、不思議な感性の彼女を通じて語られているせいか物語は優しく感じられました。

とくに関係ありませんが、宮下奈津さんの作品はタイトルでそそられることが多いです。

3.8

 

青と白と / 穂高 明
(中公文庫)

東日本大震災が描かれていて、地震の恐ろしさを身近に感じました。

私が住んでいる大阪にも南海トラフ地震が来ると予測されているので、津波は来ないとしても惨状を考えると怖くなります。命は助かっても、大切な誰かを亡くす苦しみにやりきれません。

辛い体験談は実録とかだと気が引けてまうので、小説で良かったです。

4.2

 

大人は泣かないと思っていた / 寺地 はるな
(集英社文庫)

田舎ならではの人間関係や決まりに、自分の信念を貫く時田翼(32)。いざという時の行動力は大胆で格好良いと思いきや、普段は地味で大人しいけれど自分ルールがあって付き合うのが面倒くさそうです。

ゆず泥棒の小柳れもんとの関係に、「もう、はっきりして!」と言いたくなります。

読んでいる時には思わないけれど、読後感は良かったので後から感情がついてくる系です。

4.0

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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